にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

『本当はどうしたい?』

少し前に話していた人から、

『答えなくてもいいよ。ただ、この質問から答えを考えてみて』

と言われたことがありました。

真面目な性格ゆえに、今すぐ答えなきゃ!と思って焦ったんですが、無理矢理にでもひねり出せそうな言葉さえ見つからず…。

そんなときに出会った本は、質問から1日を始めるといった内容のものでした。

30個の習慣すべてを毎朝やれ、ということではなく、必要そうなものをピックアップする、ということのようです。

質問から行動が生まれ、行動から計画が生まれます。

すべての行動、計画の源には、質問があります。〜220ページより

30の習慣は“質問”と“行動”、“計画”にカテゴリ分けされてましたが、質問を重要視してるんですね。

著者の方は

『今日絶対にやるべきことって何?』

という質問で日々のタスクをこなせるようになった、という成功体験からスタートしたようです。

そこから、朝にこんな質問もするともっといい1日になるかも、と項目を増やしていったみたい。

付録としてプロダクティビティシートというのが付いてましたが、私には分かりづらいし項目が多いので、正直見てるだけでウンザリ…😅

毎朝やらなくていい、全部書かなくてもいい、と言われても、性格的に空欄が嫌いなのよねぇ。

ということで、紹介されてる項目の中で気になるものを実践していって、自分にしっくりくる質問だけ集めていく方が向いてる気がしました。

そのうち同じ形式にたどり着いたりするのかしら。

付録の名前にプロダクティと付いてる通り、生産性を上げる、というのもこの本のメッセージでした。

自分の最もパフォーマンスが出せる時間帯を知る、とか、しなくてもいいことはしない、と言った具体的なアドバイスもあります。

私は、仕事についてはやることが決まってるからいいとして、家でボーッとお菓子食べてる時間とか、無駄だと思うけどついやっちゃうことってあるなぁ、と思います。

しばらく経って

「あ、アレやらなきゃだった!」

と思い出して慌てて行動するのはもったいない。

一応手帳に書いたことさえちゃんとこなせないのは、

『どういう気持ちになりたい?』

の部分にヒントがあるような気もします。

質問から導き出した答えに対して、さらに質問を重ねることについても書かれてました。

「答えが出ない」という答えも正解、なんですって。

精神科やカウンセリングに通う人は、その場で直接問題は解決しなくても、心のなかのモヤモヤを吐き出すことが結果として解決につながるといいます。

心の病にかからないためにも、起きてすぐ自分がどんな感情であるかを知り、整えることが大切です。〜60ページより

自分の中だけでどうしよう、どうしたらいいんだろう…と思い悩むより、架空でも第三者目線を使って

『本当はどうしたい?』

って聞く方が効果的。

知人から質問されて思ったことと本の内容が一致して、すごく腑に落ちました。