にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

自分を自分のままで受けとめる

何があってもすぐ、何もかも自分のせいだと思って謝る。どんなに相手を責めたてたいことがあっても。
対面すると喉にフタがしまったみたいに何も言えなくなって、結局家に帰って泣くだけ。

自己肯定感なんて、そもそも持ち合わせてないよなぁ…私。

自己肯定感を高めようなんて思わなくていい。〜略〜あなたに必要なのは、自己肯定感よりも「自己納得感」です。〜14ページより

卑屈になる原因を“メンタルノイズ”と表現し、そのノイズをキャンセルできるようになりましょう、というのがこの本の骨子。

おぉ、表現がイマドキっぽい。

できない自分を責めるのではなく、なぜそうできないのか、まず根本的なノイズに気づくことが大事。

本当は自分が望んでもいないことをやろうとしてるのかもしれない。今までの人生で植え付けられた価値観に振り回されてるだけかもしれない。

人間の行動は、90%以上が無意識に行われているとされています。〜略〜メンタルノイズもいつの間にか発動して、あなたが意識していない行動を勝手に起こしてしまうんです。〜36ページより

私ってなんて意思が弱いんだろう…と落ち込むなかれ。無意識の方が圧倒的に強いんだそうです。

もうひとつ、無意識と意識の間に“潜在意識”はあるらしい。

そこに、成長する過程で培ってきたものが溜まって、ノイズになる=自己肯定感と関わりが深くなる。

例えば私の場合、学生時代の12年間、太ってたことでいじめられてきたので、太ってる=醜い、という思い込みがあります。
でも、実際は多少ふくよかな方が健康的に長生きできる、ということはよく言われてますね。
痩せるために頑張ると、大好きなスイーツが食べられません。

体重ピーク時は心臓に負担かかってたけど、今は健康診断で引っかかる項目ゼロ。

何十年とダイエットしてきて痩せられない自分をダメなヤツと責める前に、痩せることは本当に必要なことなのか、と考えるべきってことなんですね。

やろうと思えば、キツくて値段の高いパーソナルトレーニングとかで痩せれるのに、実際はそうしてないんだから。何か、ノイズがあるはず。

このノイズは消えてなくなることはないどころか、生きてると増えていくものなんですって。
だから、ノイズに邪魔されないように、何がノイズになってるか気づくこと、が最初の一歩。

完璧を目指すあまり何もかもに恐怖心を抱き、全ての行動に自信がない。

それは、「ダメ出しノイズ」に邪魔されてるだけのこと。

すぐに他人と比べて自分って何もできてないなぁ…と落ち込むのは、「ありのままの自分封印ノイズ」が悪さしてる。

ノイズのタイプは14種類に分別されてて、自分が悩まされてるのはコレかな?と選べるのも頭の中の整理に一役買ってくれました。

とか言って、ほぼ全タイプのノイズにやられてるんですけどね……まぁ、まずは気づけたことを喜ぼう。

自分のありのままに生きることは、自分のダメなところも認めてあげるということです。ダメだから許さないなんて、思う必要はないんです。〜216ページより

自分の人生なんだから、自分のために、自分のままで楽しんでいこう。

私は、私以上でも私以外でもない。無理に私じゃないものを目指さなくてもいい。

少しだけ、肩の力が抜けた気がします。

こういうことって読んだ直後は覚えてられるんだけど、ノイズまみれになると吹き飛んじゃう。
必要なときに読み返せるよう、せめてこういう本があったことは覚えておきたいと思います。