にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

引きずったっていいじゃない

記憶力がいい、と肯定的に受け止められるならいいけど、そんならもっと英単語覚えろよと言いたくなる私の脳。
過去に遭遇したあらゆる嫌な出来事を、事あるごとに反芻しています。

だから借りてみた。

第1章では引きずる人と引きずらない人の違いを、二項対立で書いています。

エスかノーか、マイナスかプラスか、みたいなハッキリした答えが好きなワタクシ。
分かりやすーい♪と思ってたら

引きずる人は白黒の二択で考える、引きずらない人はグレーでも納得できる

…だそうです。グサリ。

完璧主義はうつになりやすいそうですよ。

何一つ完璧にこなしたことないんだから、出来ないってわかってます。
でも、やっぱり目指しちゃう。

で、できなかった自分に腹を立てる。

目標は8割、2割は『なんとかなる』の楽観主義でいましょう、とすすめられました。

母に

『あんたはすぐ、白か黒か決めつけたがる』

ことを指摘されて悩み、メンタルコーチに

『俺はみずきのそういうところ、好きだけどな』

って許容してもらったとき、すごくホッとしたんだけどな。

この性格が引きずらせてる、ということは覚えておこう。

人間の悩みは、実はたった4種類しかないという説があります。人間関係、金銭問題、健康問題、未来のことです。110ページより

引きずってしまうのは仕方がない、と割り切って、引きずってもよいことにする。
無理にポジティブ思考にするのではなく、今自分にできることの中で最善を尽くす。

引きずる人は言い訳する、引きずらない人は素直に謝る、と第1章で出てきますが、自分に対する上手な言い訳はOKなんだそうです。

精神分析で『合理化』と呼ぶそうで、自分の気持ちを鎮めるためにすること。

あくまでも心を楽にするためのものとして、同じ言い訳を口に出すことはNG。

「今回は運が悪かったな」

とサラッと忘れられたらいいですよねー。

あまりにも深い悩みだと、言い訳しようと何しようと引っかかりつづけることもあるじゃないですか。

スポーツ心理学の「パーキング」という作戦が有効です。〜略〜悩みや引っかかっているものをたくさん積んだ車を、とにかくいったん駐車する光景をイメージしてみるのです。〜130ページより

何か重要な場面で、あのことは思い出したくないのに‼️ってなったとき、このパーキングはめっちゃ使えそう。
だらだら悩んでも答えが出ない問題を、もう悩むの終わり!ってスパッと割り切れないんだもん。

だから、今だけちょっと忘れたい、っていうときにこういうイメージ使うの良さそう。

本番前にイヤ〜なこと思い出して落ち込むなんて、ザラにあるから。
パーキング、有効活用したいです。

実はこの本、半年くらい前に一度読んだはずなのに、内容が思い出せなかったんです😅

読み直して思い出したこと。
前は、どっぷり落ち込んでる真っ最中だった、ということ。

引きずる人、引きずる人、っても出てくるたびに、何でもかんでも無理にでも“引きずる人”に当てはめたいだけなんじゃないの?って思えてきた。

で、自分はどうせ“引きずりっぱなしの人”で、引きずらない人になんかなれっこないんだ、といじけてイヤになったんでした。

私の場合は、大きく引きずる出来事があった直後は受け入れ難い本だった、ということのようです。
その出来事自体は解決してませんが、今回は素直に読めました。