小さい丸をたくさん作る練習にもなりそうなあじさい。
葉っぱははしご編みで作っています。
あじさい(Hydrangea)
準備するもの
- 260サイズの風船(花用) 3本 ※切らずに使う場合は5本
- 260サイズの風船(葉っぱ用) 2本
作り方①花の外側を作る
動画では1本だけ色を変えていますが、同じ色でも問題ありません。
3本の260サイズの風船を半分に切り、口側の切ったところを結びます。
切った状態で5本分に、20cm程度空気を入れて準備してください。
結び目のある方から、3cm程度の丸を3個作ります。
3個目のひねり目に風船の口の結び目を合わせます。
風船の口を引っ張って合わせようとすると隙間ができてしまうことがあるので、ひねり目と風船の口の結び目を一つにまとめるようにしてください。
結び目をひねり目に押さえ、風船の口を引っ張って1周巻きつけてから、3個の丸の間を通して反対側へ出しておきます。こうすることでほどけなくなります。
花用の風船の2本めの口を、1本めの風船がつながっていないひねり目に引っ掛けます。
1本めと同じように、3cm程度の丸を3個作り、3個目のひねり目と風船の口の結び目を合わせます。
1本めのひねり目も一緒に巻き込むようにして留めてください。こうすると隙間なくつなぐことができます。
3〜5本めも同じように、風船の口を風船がつながっていないひねり目に引っ掛けてから3個の丸を作り、最後のひねり目と口の結び目を合わせてつないでいってください。
5本めまで繋がったら、1本めと5本めをつないで輪の形に閉じていきます。
1本めの風船の口の結び目を、5本めの風船がつながっていないひねり目と合わせます。しっかりとひねり目同士を近づけ、隙間なく合わせるようにしてください。
真ん中に丸が5個、外側に2個1組の丸が5組、という形になりました。
作り方②花の中心を作る
隣り合う2本の風船に3cm程度の丸を1個ずつ作ります。
これを一緒にひねり合せます。
残りの3本のうち隣り合う2本で同じように作ります。
2本1組が2組と1本独立した状態になりました。
先に2本組を合わせていきます。
2組のひねり目を片手で持ち、4本の風船を反対の手で持ちます。
両手をぞうきん絞りの要領で反対方向へ回してひねり合わせます。
残った1本に3cm程度の丸を作ります。
ひねり目を4本合わせたひねり目に絡めて留めます。5本がまとまりました。
作り方③花を仕上げる
花用の風船はこれ以上使わないので、空気を抜いていきます。
どれでもいいので1本の空気の入っている終わりのところをしっかりと握り、膨らんでないところに小さく切り目を入れます。
そこからゆっくり空気を抜きます。
手を離して勢いよく抜くと、割れたり、ほどけることがあります。そっと根元まで抜くようにしましょう。
端を隙間から裏側へ引き出し、違う隙間から表に出します。
こうすると仮止めをした状態になり、手を離してもほどけません。
2本めも同じように空気を抜いたら、先に空気を抜いた風船と結び合わせます。
これで3・4・5本めが押さえられた状態になるので、1本ずつ結ばず、3本とも続けて空気を抜いていきます。
3・4・5本めも空気が抜けたら結び合わせておきます。
端を裏側へ押しむのは面倒なので、表と裏をひっくり返します。
真ん中の5個の丸を反対側へ押し出します。
表になった方から見て、風船の口が出ているところがあったら、引っ張り出して裏側へ隠します。
端の処理をしているときに凹んだ部分があれば、下から押し出して半円形になるように整えてください。
これで花が完成しました。
作り方④葉っぱを作る
260の風船2本に40cm程度分空気を入れます。
どちらか1本に、結び目のある方から。3cm程度の丸を1個、4cm程度の丸を2個作ります。
1個めと3個めのひねり目を片手で持ち、反対の手で2個の4cmを持ちます。
両手をぞうきん絞りの要領で反対方向へ回し、ひねり合わせます。(4cmの楕円形が組み合わさります)
この作り方はロックツイストと言います。ロックツイストの詳しいやり方については別の記事をご覧ください。
1個めの丸も合わせていきます。
風船の口を引っ張って合わせようとすると隙間ができてしまうので、必ず風船の口の結び目をロックツイストの真ん中のひねり目と合わせるようにしてください。
結び目を押さえて風船の口を引っ張り、ロックツイストの間に通します。そのまま外側へ引き出すとひねり目に1周巻き付けた形になります。
このとき、ひねり目と結び目が離れてしまったら、また近づけ直してください。
外側へ引き出した風船の口にもう1本の葉っぱ用の風船を結び合わせます。
3個の丸のうち、1個目に作った丸(3cm)が端になりますので、向きを確認しておきます。
4cmの2個の楕円形の下に次の部分を作っていくと思ってください。
2本のうちどちらでもいいので、2cm程度の丸を1個と6cm程度の楕円形を1個作ります。
2本めの風船に2cm程度の丸を1個作ります。
この2個のひねり目をひねり合わせます。
次の部分を作っていく際、どちらを使うか迷った場合は、2本のうち長く残っている方を使ってください。
もう1個、6cm程度の楕円形を作ります。
ひねり目を1本めの2cmと6cmの間のひねり目に近づけて、先に作った6cmと2個一緒に回してひねり合わせます。
この楕円形のサイズを少しずつ大きくしていきます。
またどちらか1本に2cm程度の丸を1個、8cm程度の楕円形を1個作ります。作り方は同じことの繰り返しです。
2本めの風船に2cm程度の丸を1個作り、2個のひねり目をひねり合わせます。
もう1個、8cm程度の楕円形を作ってひねり目を1本めのひねり目に近づけ、先に作った8cmと2個一緒に回してひねり合わせます。
今回の作り方では8cmの楕円形を一番長いサイズにしているので、今度は少しずつ小さくしていきます。
どちらか1本に2cm程度の丸を1個、6cm程度の楕円形を1個作ります。
2本めの風船に2cm程度の丸を1個作り、2個のひねり目をひねり合わせます。
もう1個、6cm程度の楕円形を作り、ひねり目を1本めのひねり目に近づけ、先に作った6cmと2個一緒に回してひねり合わせます。
次は2個の4cmと3cmを1個作って、最初と同じ3個の丸の塊にします。
同じ要領で2cm程度の丸を1個、4cm程度の丸を1個作ります。
2本めの風船に2cm程度の丸を1個作り、2個のひねり目をひねり合わせます。
もう1個4cm程度の楕円形を作ってひねり目を1本めのひねり目に近づけ、先に作った4cmと2個一緒に回してひねり合わせます。
3cm程度の丸を1個作り、もう1本の風船の根元にひねり目を巻き付けて留めます。
隙間ができないように、しっかりとひねり目同士を合わせてください。
作り方⑤葉っぱを仕上げる
残りは使わないので、空気を抜いていきます。
どちらでもいいので1本の空気の入っている終わりのところをしっかりと握り、膨らんでないところを切ります。
そこからゆっくり空気を抜きます。
手を離して勢いよく抜くと、割れたり、ほどけることがあります。そっと根元まで抜くようにしましょう。
端を葉っぱの間に一度通して、外側へ引き出します。ひねり目に1周巻きつき、仮止めをした状態になります。
2本めも同じように空気を抜いたら、先に空気を抜いた風船と結び合わせます。
端は切らずに、葉っぱの中に押し込んで隠します。風船の口も中へ押し込んで外から見えないようにしてください。
葉っぱが途中で折れていたり、横から見たときに楕円形の高さが違っていたら、横並びに、同じ高さになるよう調整します。
作り方⑥花を取り付ける
葉っぱに花を付ける位置を決めます。
花の中心に残しておいた端を使います。一番長く残っているものを使ってください。
私はいつも、葉っぱの外から2個めのひねり目に付けています。
花の端を葉っぱのひねり目に1周巻き付けて留めます。
もう一度花の位置を確認し、花の端の2番目に長いのを使って、葉っぱの反対側のひねり目に1周巻き付けて、花を取り付けます。
花の内側に端が3本残りますが、外から見えなければそのままで大丈夫です。気になる方は短めに切っておいてください。
これで完成です。
紫陽花は、小さな花が密集しているように見えます。そのこんもりとしたひと塊りは、全部同じ色に見えるものもあれば、綺麗なグラデーションになっているものもあります。
その、ささやかな色の違いをちょっとでも取り入れたくて、わざと濃さの違うピンクを混ぜて紹介しました。
いろんな組み合わせも試してみてください。