にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

母に見てもらえなかった代わりに

今回ご依頼いただいたステージは、とある自治体の婦人会主催のものでした。

バルーンパフォーマンス

そういえば“婦人会”って母も入ってたことあったなーと思い出したら、とても嬉しくて。

母にはデビューしたての頃に2回ほどパフォーマンスを見てもらったきり、なんです。
当時とは比べ物にならない今の私をみて欲しかったな、と思うと、代わりに見てもらえただけでもよかったなー、なんて、このご縁に感謝してしまうわけです。

大阪に引っ越してきたとき、過去にイベントで一度だけすれ違ったような知人が声をかけてくれて、その地域でいろんなことをしているTさんを紹介してくれたのがこの繋がりの最初なんです。

お打ち合わせはTさんと婦人会の方が2名いらして、お菓子たくさんもらっちゃいました(笑)
母よりお若い世代の方々だけど、お母さんみたい、って、思っちゃった。

私のパフォーマンスで喜んでもらえるか心配だったけど、そのとき出来立てホヤホヤのプロモーションビデオをお見せしたら

 

『これはいいわねー! どんなことやるのか分からなかったけど、すごくわかりやすい。これならいいわー!!』

 

と盛り上がってくれてたので、ある程度の自信にはなったんですけどね。
ほら、お客様には色々な方がいらっしゃるじゃないですか。

だから、始まるまではドキドキで。

お客様の入り時間の兼ね合いで(入り口が1箇所しかなかった)かなり早い時間から控室にいたせいで、そのドキドキする時間の長いこと長いこと。
控室、と言っても、普段その建物の受付として使ってる部屋なので壁の半分がガラス。
様子を見ようと覗こうものなら、相手から丸見えになってしまうので、隅っこにいるしかなかったんです。

今回ご依頼を仲介してくださったTさんは、ご自身のお仕事の合間に音響としてお手伝いくださいました。
私はずっと控室にこもってて気づかなかったんですが、実はセッティングが終わった後にスピーカーから音が出なくなり、代替え品を取りに戻ったりとバタバタだったようです。

何から何まで…ありがとうございます(泣)

しかも、会の進行は遅れるのが常なのに、この日は巻きの方向だったようで、予定より1時間ほど早く

 

『お願いできるかしら?』

 

と代表さんからのお声がけが!

ようやくセッティングを終えたTさんは職場に戻られてた時で、私は音響のスイッチすら分からないという状況。
ビデオ撮影のために同行してもらってたテルやんさんも、目で訴えたところで分かるはずもなく…

1時半から、と言われたら、1時半からしかできなくなっちゃいます。
時間が前後する可能性のあるご依頼の際は、あらかじめお伝えくださいね。

分かってれば、融通は効きますから。

会場の様子を見て、お客さんが空白の時間に戸惑ってる空気は感じられたんですが、この日は音響が自前じゃなかったので対処できず。
ちょうど音無しでも何かしよう、と覚悟を決めたタイミングで、慌ててTさんが帰ってきてくださいました。
ワタクシ同様、かなり早くなった開始時間に驚きつつ素早くセッティングしてくださり、無事スタート。

心配してたお客様の反応は、というと、これが大盛況!
同行してくれたテルやんさんいわく、最初はなんだなんだ、と様子を伺ってる感じだったのが、どんどん前のめりになっていったと。

会場を出る時には、たくさんの方が握手を求めてくださったり、よかったよと目をキラキラ輝かせて声をかけてくださいました。
会場内の全てのお客様にお礼の声かけをして回りたいくらいでしたが、ステージでは次の出番の方が歌などを披露されていたので、そそくさと控室に退散。
大成功、の余韻に浸らせていただきました。

いわゆる老人ホームやご年配の方が多く集まるイベントなどでも、何度も出演させていただいた経験がありますが、その度に、自信をつけさせてもらいます。
私のパフォーマンスは、大人の方でも十分に楽しんでもらえるものなんだ、と。

バルーンアートというとどうしても子ども向けと思われがちですが、ショッピングモールなんかでもお子さんそっちのけで私が楽しんだ、と言ってくださったお母さん方もいらっしゃいます。

全ての方に楽しんでいただける、とまでは豪語しませんが、世代を超えられるのは確かなようです。
キャラクターやネタに拘らなかったおかげかしら。

今後も胸を張って、堂々とパフォーマンスしていけたらと思います。