にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

バルーンアートの作り方〜クモ編

我が家での愛称は“チキチキくん”です。

歩くときの効果音がチキチキだからです。なんで、とは聞かないでください😆

今年のハロウィンには間に合わないかと諦めていましたが、滑り込みセーフ❗️
撮影〜アップまでの期間が、過去最短の作品となりました(1本ものを除く)。

クモ(Spider)

準備するもの

  • 350サイズの風船(顔・体用)黒 1本
  • 160サイズの風船(足用)黒 2本
  • ラウンドの5インチの風船(体用)黒 1個
  • 白丸シール(顔用) 3枚※

※白ペンをお持ちの方は直接顔を書いてください。

作り方①体用のラウンドを膨らませる

ラウンドの風船は、ポンプを深く差し込まないと、奥の部分に空気が入りづらくなります。
口に近い部分にシワを作る感じに手繰り寄せてから、空気を入れるようにしましょう。

バルーンアートのクモ

何度かポンプを押して空気を入れたら、少しシワをゆるめます。
キツく引っ張ったまま膨らませ続けると割れてしまいます。ゴムの伸び具合を見ながら加減してください。

空気を入れ続けると、口側が縦長になっていきます。

涙型が保てる程度に空気量を調整して、口を結びます。
口から先までの長さが15cm程度になると思います。

作り方②顔を作る

350サイズの黒に25cm程度分だけ空気を入れます。

バルーンアートの蜘蛛

結び目側を折り曲げるようにして、10cm幅くらいの輪の形を作ります。
先に輪の形にすることで中の空気量を減らし、割れにくくすることができます。

風船の口と隣り合う部分にひねり目を作ります。
そのひねり目と、風船の口の結び目を合わせてください。

口を引っ張って合わせようとすると隙間ができてしまうので、必ず、ひねり目と風船の口の結び目を一つにまとめるようにしてください。

バルーンアートのクモ

風船の口を引っ張って1周巻き付け、輪の間を通して反対側へ引き出しひねり目に留めます。
こうすると手を離してもほどけなくなります。

ループツイスト作り方については、下記リンク先で詳しく解説しています。
今回のものは少し作り方が違いますが、参考にしてください。

次の部分を軽く握り、中の空気を後ろへ送ります。
ピンチツイストが割れにくくなるよう空気量を減らすために行いますが、あまり強く握りすぎると膨らんでいない部分ができてしまいます。

バルーンアートの蜘蛛

加減して、軽めに握るようにしてください。

残りの部分の真ん中にひねり目を作り、同じ大きさの2個の丸にします。

真ん中の丸以外を片手で持ち、反対の手の中指の横・親指で丸を挟み、人差し指を真ん中に置きます。

バルーンアートのクモ

中指と親指は寄せ合いながら、人差し指は外側へ引きながら丸を回すと、ピンチツイストになります。

写真では矢印を両方向にしていますが、どちらか回しやすい1方向へ回してください。

ピンチツイストの詳しいやり方については、下記リンク先の記事を参考にしてください。

もう1個の丸もピンチツイストにしていきます。

バルーンアートの蜘蛛

端を引っ張って形を変えようとすると歪んでしまいます。

空気の入っている終わりのところをしっかりとピンチツイストの根元に押し付け、端を1周巻き付けてから口側と結び合わせて留めてください。

端は外にはみ出ないよう、短めに切っておきます。

作り方③体を作る

バルーンアートのクモ

350のピンチツイストの根元にラウンドの結び目を合わせ、口を引っ張って1周巻きつけます。

ラウンドの口側が長く残っている方は特に、350との間に隙間ができないよう注意して取り付けてください。

口をループツイストの輪の間に通し、ほどけないようにしておきます。

作り方④足を作る

バルーンアートの蜘蛛

160サイズの黒の風船を半分に切り、口側の切ったところを結びます。

口側・先端側ともに6cm程度残して空気を入れてください。
口側に空気を入れるときは結んだところから膨らむことがあります。間を押さえて空気を入れるようにしてください。

結んだところから5cm程度の楕円形を1個作ります。

バルーンアートのクモ

次のところを握って中の空気を後ろへ送り、空気量の少ない2cm程度の丸を1個作ってください。

丸以外を片手で持ち、反対の手の親指・中指・人差し指で丸をつまんで外側へ引きながら回し、ピンチツイストにしていきます。

バルーンアートの蜘蛛

続けて、7cm程度の楕円形を1個作ります。

このひねり目を中心として左右同じ形になるように、ここまで作ったものを逆順に作っていきます。

このひねり目は固定するところがありませんが、ほどけないように押さえながら続きを作ってください。

バルーンアートのクモ

これは体に取り付ける部分になります。
ひねり目をほどいた状態で続きを作っていくと中の空気量が多くなり、割れるリスクが上がります。

7cm程度の楕円形を1個、ピンチツイストを1個作ります。

この、2個めのピンチツイストができたら真ん中のひねり目からは手を離しても大丈夫です。

バルーンアートの蜘蛛

次に、最初と同じ5cm程度の楕円形を1個作ります。

このひねり目まで空気を抜きます。

ひねり目をからは一度手を離していただいても大丈夫です。(写真右上)
説明ではひねり目を保ったままにしています。(写真左下)

バルーンアートのクモ

空気の入っている終わりのところをしっかり握って、膨らんでいないところで切り目を入れます。

ひねり目を作ったところまで空気を抜いて、結んでください。

両端が同じ見た目になるように、端を5mm〜1cm残して切ります。

160の他の3本も、同じ要領で足を作ってください。

バルーンアートの蜘蛛

作り方⑤足を取り付ける

足の真ん中のひねり目をもう一度ひねって戻します。

350のピンチツイストの根元に、この足の真ん中のひねり目を1周巻きつけるように絡めます。

バルーンアートのクモ

2本(or3本or4本)の足の真ん中のひねり目同士をひねり合わせてから体に取り付けるやり方もあります。

どちらの方法でもいいので、4本すべての足を体に取り付けてください。

作り方⑥形を整える

350のピンチツイストを縦向き(ループツイストの溝と同じ向き)にします。
2個とも同じ向きです。

そのピンチツイストを挟んで、足を左右4本ずつにします。

バルーンアートの蜘蛛

上に2本・下に2本というふうにズラして、落ち着く位置を見つけてください。
前後に広げる位置も上の2本は外(赤い矢印)・下の2本は内(青い矢印)、と決めると、さらに整えやすいと思います。

上下を決めて、足の5cmの楕円形をすべて下側に向けます。
角度は真っ直ぐだけでなく、ピンチツイストを利用して斜めにすることもできます。

お好みで向きを整えてください。

作り方⑦顔を描く

白ペンをお持ちの方は直接、ループツイストに直接描いていってください。

今回は白丸シールを使った方法で紹介していきます。(近所で買えたのが15mm幅だったんですが、20mmの方が可愛くなると思うのでオススメです)

バルーンアートのクモ

2個のシールの中心に黒目を描きます。

口は丸を半分に切ったものを使っています。
お好みで好きな形に切ってください。

左右の目を均等な位置になるよう貼ります。

ペンで描く方は、同じ位置・大きさ・形になるように描いてください。

口は目の間、顔の中心に貼り(描き)ます。

バルーンアートのクモ

以上で完成です。

個人的に、黒の350ってあまり使わないので、ごくごく少量しか持ち合わせていません。

少量しか持ってないのに全然使わないので、今回撮影で使ったものは何年前に買ったかわからない、という劣化の激しいものでした😅。

動画を見ていただいたら分かりますが、結び合わせるときに千切れたのは引っ張り過ぎではなく、古さが原因なのです…。

それでも新たに買ったものを使おうとしない、貧乏性なワタクシ。

余談ですが、途中でピンチツイストが潰れたのでそこだけ作り直したりもしています(編集で切りました)。

ハロウィンシーズン以外で使い道のない350の黒。今年の余りは何年越すのやら……。