にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

バルーンアートの作り方〜ヤドカリ編

10年くらい前の作品、掘り起こしてみました。

ヤドカリ(Hermit crab)

準備するもの

  • 260サイズの風船(貝殻用) 1本
  • 260サイズの風船(ハサミ・体用) 1本
  • 260サイズの風船(目玉用)白 1本※

※目玉用の260はたくさんは使いません。半分あれば充分です。

バルーンアートのヤドカリ

作り方①ハサミを作る

ハサミ・体用の260の風船に空気を入れ、口に近い方に空気が残るように押しながら、使う分だけ(2〜3cm)残して空気を抜きます。

風船の口を結ばず、空気の入っている終わりのところ同士を結び合わせます。空気が抜けないよう持ち続けるのが難しいと感じる方は、無理せず口を結んでから結び合わせてください。

バルーンアートのヤドカリ

結んだところから5cm程度残して切ります。

切ったところから空気を入れます。このとき、結んだところから膨らむことがあるので、真ん中をつまんで口側に空気が入るようにします。

先ほどと同じように2〜3cm程度だけ残して空気を抜き、空気の入っている終わりのところ同士を結び合わせます。

バルーンアートのヤドカリ

真ん中の繋がった2個の丸ができました。

切った残りは体に使うので、空気を入れておきます。
長さが10cm以上(写真は15cm程度)になるように膨らませてください。

作り方②目を作る

作り方はハサミと同じです。

バルーンアートのヤドカリ

目玉用の260の白の風船に空気を入れ、口に近い方に空気が残るように押しながら、使う分だけ(2〜3cm程度)残して空気を抜きます。

風船の口を結ばず、空気の入っている終わりのところ同士を結び合わせます。空気が抜けないよう持ち続けるのが難しいと感じる方は、無理せず口を結んでから結び合わせてください。

結んだところから5cm程度残して切ります。

バルーンアートのヤドカリ

切ったところから空気を入れます。このとき、結んだところから膨らむことがあるので、真ん中をつまんで口側に空気が入るようにします。

先ほどと同じように2〜3cm程度だけ残して空気を抜き、空気の入っている終わりのところ同士を結び合わせます。

こちらも真ん中が繋がった状態で、2個の丸を作ることができました。

バルーンアートのヤドカリ

作り方③貝殻を作る

貝殻用の260サイズの風船に12cm程度残して空気を入れます。

結び目側から12cm幅くらいの輪の形を作ります。
先にループツイストの形にすることで中の空気量を減らし、割れにくくすることができます。

バルーンアートのヤドカリ

風船の口と隣り合う部分にひねり目を作ります。そのひねり目と、風船の口の結び目を合わせてください。

口を引っ張って合わせようとすると隙間ができてしまうので、必ず、ひねり目と風船の口の結び目を一つにまとめるようにしてください。

バルーンアートのヤドカリ

風船の口を引っ張って1周巻き付け、輪の間を通して反対側へ引き出しひねり目に留めておきます。こうすることで手を離してもほどけなくなります。

次の部分はピンチツイストにするので、ギュッと握って中の空気を後ろへ送ります。

空気量の少ない2〜3cm程度の丸を1個作り、この丸以外を片手で持ちます。

バルーンアートのヤドカリ

反対の手の中指の横・親指で丸を挟み、人差し指を真ん中に置きます。

中指と親指は寄せ合いながら、人差し指は外側へ引きながら丸を回すと、ピンチツイストになります。
写真では矢印を両方向にしていますが、どちらか回しやすい1方向へ回してください。

ピンチツイストの詳しいやり方については、下記リンク先の記事を参考にしてください。

バルーンアートのヤドカリ

1段上がるための小さめの丸を作ります。

2〜3cm程度を目安にしてください。あまり大きく作りすぎると、次に作るループツイストとの間に隙間ができてしまいます。

また次の部分をピンチツイストにするので、ギュッと握って中の空気を後ろへ送り、空気量の少ない2〜3cm程度の丸を1個作ります。

バルーンアートのヤドカリ

この丸以外を片手で持ち、反対の手の親指・中指・人差し指で丸をつまんで外側へ引きながら回して、ピンチツイストの形に変えます。

ループツイスト用に風船を折り曲げるようにして、幅10cm程度の輪の形を作ります。

バルーンアートのヤドカリ

ピンチツイストの隣にひねり目を作ります。

ひねり目をピンチツイストの根元に巻き付けるようにして留めていきます。

2個めのループツイストができました。

ループツイストの詳しいやり方は、下記リンク先の記事も参考にしてください。

バルーンアートのヤドカリ

また1段上がるための小さめの丸を作り、次の部分をギュッと握って中の空気を後ろへ送ります。

空気量の少ない2〜3cm程度の丸を1個作り、ピンチツイストの形に変えます。

ループツイスト用に風船を折り曲げるようにして、幅8cm程度の輪の形を作ります。

バルーンアートのヤドカリ

ピンチツイストの隣にひねり目を作り、ピンチツイストの根元に巻き付けるようにして留めます。

これで3段分ループツイストができました。

作り方④貝殻を仕上げる

空気の入っている終わりのところをしっかり握り、膨らんでいないところに小さく切り目を入れ、4cm程度残してゆっくり空気を抜きます。

バルーンアートのヤドカリ

端は長いまま使いますので、短く切り落とさないようにしてください。

手を離して勢いよく空気を抜くと割れたり、ほどけることがあるので、ゆっくり抜くようにします。

空気を抜き過ぎてしまった場合は、切ったところから空気を入れ直してください。

バルーンアートのヤドカリ

このまま結ばずに続きを作っていますが、空気が抜けないよう持ち続けるのが難しい方は、切り口より内側を結んでから次に進みます。

先端を8cm・10cm・12cmの順にループツイストの間に通していきます。

バルーンアートのヤドカリ

この貝殻用の風船の端と、作り方①の最後に準備していただいた体用の風船を結び合わせます。

先端が下向きに引っ張られることで、貝殻の形が固定されました。

作り方⑤体を作る

ハサミ用と目玉用の風船を体と貝殻の間に挟ませます。

バルーンアートのヤドカリ

ピンチツイストのある方が後ろになりますので、ハサミ用の風船ををピンチツイストに近い方にして並べます。

体用の風船の端(貝殻と結び合わせたところ)をループツイストの中心に寄せておき、少しカーブさせた状態でピンチツイストの隣にひねり目を作ります。

ひねり目をピンチツイストの根元に巻きつけて留め、残った部分を切っていきます。

バルーンアートのヤドカリ

空気の入っている終わりのところをしっかり握って、膨らんでいない部分を切ります。
根元までゆっくり空気を抜いてください。

手を離して勢いよく空気を抜くと、割れたりほどけることがあります。

端を一度ループツイストの輪の間に通してから、貝殻用の風船の口と結び合わせます。

端と口は外から見えないように押し込んで隠しておきます。

バルーンアートのヤドカリ

これでひねるところは終わりです。

作り方⑥形を整える

貝殻の先端が輪の真ん中にきているか確認してください。

ピンチツイストの向きは、上から見たときにシワが見える向き(横向き)にします。

バルーンアートのヤドカリ

ループツイストを楕円形→丸に近づけるために、輪を潰すようにして曲げグセをつけていきます。

1個めは先端を挟んでいるのでそのままで大丈夫です。真ん中と下、2個のループツイストに行ってください。

バルーンアートのヤドカリ

貝殻と体を結び合わせたところの端がはみ出していたら、外から見えないように押し込んで隠します。

目玉とハサミの端も、外から見えないように調整してください。

作り方⑦顔を描く

目玉用の風船1個に片目ずつ、目を描いていきます。

バルーンアートのヤドカリ

上目遣いになる位置、正面から見える位置などはお好みで決めていきます。

左右の大きさ・位置が同じになるよう、バランスを見ながら描いてください。

これもお好みになりますが、目の間に口を書いてあげてもいいと思います。

バルーンアートのヤドカリ

以上で完成です。

バルーンアート教室を始めたばかりの頃はあまりレパートリーがなくて…とかいって今もあんまり変わりありませんが😅毎回毎回作るものに悩んでいました。

なんとなくの季節もの、として選んだヤドカリ。

当時作ったものを改良したんですが、それほど大きくは変わりませんでした。

何年経っても基本的な発想は変わらない、ってことかな?😆

いずれ、サイズの大きいヤドカリもご紹介予定です。
どちらも作ってみてくださいね♪