にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

バルーンアートの作り方〜おさかな編②Part.2

昨日のつづきです。

作り方⑦5段めを作る

バルーンアートの魚

1本めに5段めに行くための2〜3cm程度の丸を1個作ります。
この丸を大きくすると隙間ができるので気をつけてください。

続けて1段めと同じ8cm程度の楕円形を1個作り、2本めにも2〜3cm程度の丸を1個作って、ひねり目同士をひねり合わせます。

2本めにも8cm程度の楕円形を1個作ったら、1本めの間のひねり目と一緒に片手で持ちます。

バルーンアートの魚

反対の手で2個の8cmの楕円形を一緒に回していきます。

これで5段めができました。

1本め2本めに1個ずつ6cm程度の楕円形を作り、2本を真ん中に均等に寄せ合ってから、2個のひねり目をひねり合わせます。

どちらかに引っ張って偏ると、楕円形の形が歪んだり隙間ができることがあるので、気をつけましょう。

作り方⑧尾びれを作る

1本め2本めに1個ずつ8cm程度の楕円形を作り、2個のひねり目をひねり合わせます。

このとき、作り方⑦の最後でひねり合わせた部分がほどけることがあります。ほどけてしまったらもう一度ひねり合わせてください。

バルーンアートの魚

魚の種類によってひれの形は千差万別。これが正解、というサイズも形も決まっていません。

ここでご紹介するものは一例として、最終的にはお好みの形に仕上げてください。

1本めで8〜10cm程度の楕円形を1個作ります。

写真ではひねり目が後ろに下がる形にしたかったので、次の部分を長く(18〜20cm程度)しています。

バルーンアートの魚

尾びれのサイズが決まったらひねり目を作り、体と尾びれの間のひねり目に絡めて留めます。

残りを三角になったところに通します。これは、空気を抜いたときに簡単に外れたりすることがないようにするためです。

バルーンアートの魚

2本めは1本めと同じ形になるように、同じ長さにひねり目を作ります。横に並べて見比べながら作ってください。最後は、1本めと同じように三角の間を通すことを忘れずに。

残りは使わないので切っていきます。

空気の入っている終わりのところをしっかり握り、膨らんでいないところに切り目を入れ、根元まで少しずつ空気を抜きます。

バルーンアートの魚

三角の間を通しているのでほどけることはないと思いますが、勢いよく空気を抜くと割れることがありますので、注意しましょう。

2本とも根元まで空気が抜けたら一緒に結び合わせ、2cm程度残して切ります。あまり短く切りすぎるとうまく隠せないことがあるので、少し残しています。

バルーンアートの魚

端は尾びれの真ん中の楕円形に押し込んで隠しておきます。

作り方⑨胸びれを作る

260の風船を半分に切り、口側は切ったところを結んでください。それぞれ20cm程度空気を入れておきます。

ループツイストを作るので、2つに折り曲げてから幅5〜6cm程度の輪になるようにひねり目を作ります。

バルーンアートの魚

ひねり目に風船の口の結び目を合わせます。

風船の口を引っ張って合わせようとすると隙間ができてしまうので、必ず、ひねり目と風船の口の結び目を一つにまとめるようにしてください。

風船の口を引っ張って1周巻きつけてから、輪の間を通して反対側へ出しておきます。こうすることでほどけなくなります。

バルーンアートの魚

次の部分を握って中の空気を後ろへ押し出してから、空気量の少ない3cm程度の丸を作ります。この丸をピンチツイストにします。

残りは使わないので切っていきます。

空気の入っている終わりのところをしっかりつまみ、膨らんでいないところに切り目を入れます。

バルーンアートの魚

あとで端を使って2個の胸びれを結び合わせるので、短く切り落とさないようにしてください。

根元まで空気が抜けたら、輪の間を通してから口側の端と結び合わせます。

同じものをもう1個作ります。

先端側は切ったところに引っ掛かりがないので、口側よりループツイストが外れやすいです。ピンチツイストを作るまでは気をつけて作ってください。

バルーンアートの魚

体の楕円形の2段めと3段めの間に、胸びれの1個の端を通して反対側へ引き出します。

少し強めに引っ張って、もう1個の胸びれのピンチツイストの根元に1周巻きつけます。

ループツイストの輪の間を通してから、もう1本の端と結び合わせます。

バルーンアートの魚

長く残っている端は体の間に隠せると思うので、そのまま押し込んでください。

はみ出て外から見えるようであれば切っておきます。

作り方⑩目を付け、形を整える

口のピンチツイストの横の三角になっている隙間に、作り方①で作った目を差し込みます。

バルーンアートの魚

形がまんまるであればそのままで、楕円形になっていたら縦長の向きにしておきます。

口のピンチツイストは大きい方を上にします。背びれのループツイストがついている方が上です。

背びれのループツイストは、横から見たときに溝が見える向きにします。どうしてもそちら向きで落ち着かない場合は、溝の見えない向きにします。

バルーンアートの魚

胸びれの向きは、泳いでいるときに後ろに流れている、という向きにします。前がピンチツイスト、後ろにループツイストという位置関係にしてください。

尾びれは、横から見て三角の形が見える向きに、上下から見たとき真ん中の溝が見える向きにします。

バルーンアートの魚

順番が前後していますが、撮影中、目を描いたあとに、風船の口が出ていることに気づきました。

見えない位置に隠すようにしてください。

仕上げに目を描きます。白1個に片目ずつ描いてください。

両目が一気に見える角度がない作品なので、大きさ・形が多少違っていても気になりません。

これで完成です。

バルーンアートの魚

編み込みは、バルーンアート教室の生徒さんに何度教えても混乱するし、なかなか覚えてもらえない技法です。

今回のように色を変えて作ると、流れが分かりやすいんじゃないかと思います。

魚は色が違っていてもおかしくないモチーフなので、はしご編みの説明にもってこい!だったんじゃないかしら。

皆さまも、最初は色を変えて作ってみてくださいね。