マットレスと枕をいいものにすれば快眠は得られる、なかなか寝付けないのはいまだ最適な枕が見つけられてないから、だと思ってたんです。
そして先日『疲れない体』という本で紹介されていたトレーニングのおかげで少し寝つきが良くなり、それだけじゃなかったんだ!と目からウロコ。
そしてこの本の最初に書かれていたのは
“お金をほとんどかけず、ほとんどの人が快眠を手に入れることができる”
ということ。
高価な寝具を買っても、必ずしも睡眠の質が上がるわけじゃないんですね。
実はこの本を読んでいたとき、とあるホテルに宿泊する機会がありました。
◯◯製のベッド、と書かれていたんですが、結局3時間ほどしか寝られなかったので、それをしっかり実感しました…
なんだかとっても暑かった、というのが原因なんですが、室温なのか掛け布団のせいなのか、色んなことが総合的に絡み合っての結果なのかは分かりません。
部屋に1人でいると寂しくて寝る直前までテレビつけちゃうから、光のせい、っていうのもあり得るんですよね。
日本人の睡眠不調の原因のひとつは、夜の照明が明るすぎることです。〜27ページより
この本のタイトルにある“地図”という言葉は、快眠のための状況を例えたものでした。
具体的には日(朝/夜)・週・季節・年齢によって対策が変わる、というもの。
年齢とか季節まで関係するのか、というのはちょっと驚きでした。
ベッドで寝ても床で寝ても睡眠への影響は一緒、っていう話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは20代の話、なんだそうです。
30代、40代と年齢を重ねていくと最適な睡眠時間も違うと書かれてたし、パジャマの素材にも言及してました。
超ショートスリーパーだった母(平均3時間睡眠)に憧れて試したことがあったんですが“20代は夜型で長眠が普通”なんだそうで、当時はできなくて当たり前だったってことですね。(今でも真似できそうにありませんが…)
実はここ数週間、夜中に、足元が暑くて目が覚めるんです。
万年足のむくみに悩んでるので着圧ソックスを履いて寝てるせいなのかもしれないけど、これなしで生活できないしなぁ。プラス、なぜか腕は外に出して寝てて、寒い&痛くて起きる。
こういう事象に関する話は書いてなかったので😅対策は寝る前のストレッチ、とかになるのかなぁ。
アレもこれもやろうとすると大変だから、と、おすすめストレッチはたったの2種類。これくらいならやれる、かも。
読み始め、他の本と比べてめちゃくちゃ字がデカい!と思ってびっくりしたんですが、それも寝不足で疲れてる読者が読みやすいように、との工夫だったそうです。
全体に渡り、睡眠に悩む人への“愛”が感じられる本でした。
著者の角谷さんご自身も睡眠の悩みを持ったことがあるからこそ、同じ悩みを持つ人に寄り添える内容なんでしょうね。
特に、睡眠時無呼吸症候群を抱えながら、CPAPという機械をほとんど使わなくて良いレベルまで改善させたと書いてあったことには衝撃を受けました。
そこまで睡眠の質を変えることってできるんだ!
知人に2人ほどCPAPが手放せない人がいて、旅行先にも持ち歩かないといけないから大変だとも言ってたんです。
この本読んだらいいのに(と教えてあげられるほど仲良くない😅)。
あとがきに『ノウハウだけでは快眠にはなれない』と書かれてましたが、それすらもなければ何したらいいかわからなくてただストレスが溜まる一方。
本の中には、本当にたくさんの対策法が紹介されてて、できることがある、ってわかるだけでも嬉しい。
睡眠は自分の体調だけでなく、周りとの人間関係にも影響するそうなので、とにかくひとつでも、少しずつ、やれそうなことから対策して快眠を手に入れたいと思います。