本日は、恵那峡ワンダーランドで大道芸。
11時半からのパフォーマンスの最後あたりで雨が降り始めましたが、すぐにやんで晴れ間も見え隠れ。
きっと大丈夫。
そう思って、13時半からの回も、屋根のないところで始めました。
ところが…パフォーマンスが中盤に差し掛かった頃、天候が一変。
雪なのかヒョウなのか、白いものが降り始めました。
大丈夫、最後までいける、なんて、根拠なく信じてみたものの、瞬く間にじっとしていられない降水量に。
「すみません!移動お願いしてもイイですか⁉」
音響も自分の道具たちも、どんどん濡れて行くのを見ながらパフォーマンスしていた私は、半ばパニック。
とにかく施設の借り物であるスピーカーから運び、すぐ後ろの屋根のある場所へ避難。
お客様までお手伝いくださってスムーズに運び込めたものの、全体を柱を挟んで真後ろへ動かしたことによって、セッティングが左右反対に😱
でも、それ以上お客様を待たせたくなかった。
気温がぐっと下がり、すでに帰られた方もいる中、待ってくださるお客様にお時間をとらせたくない。
「もうあと2つだから、最後まで観てください‼」
私の懇願を聞き入れてくださったお客様は、こんなにもたくさんいらっしゃいました。
バルーンパフォーマンスを観たお客様が元気になってくれたらイイなとか、楽しんでもらいたいという想いを持って、パフォーマンスしています。
でも、いつもいつも、気がついたら笑顔をもらってるのは私です。
屋根の下へ逃げてからは、手がかじかんでしまってうまく動かなかったし、左右が反転したセッティングに頭がついていけずグダクダ。
天候に負けて、ひどいパフォーマンスになってしまった。
悔しいし、情けない。
だから、お気持ちを受け取るわけにはいかない。
それなのに、
『本当に良かったよ』
と、お一人の方が握ってくださった手の中に、その、お気持ちが入ってました。
その他の方からも、すごかった、良くやったと激励のお言葉と共に、いただいてしまいました。
最後に作ったフェニックスは、女性のお客様から
『それ、このお母さんにあげてよ‼』
とのお声も。
毎回、どなたに差し上げようか迷う大きな作品を、お客様自ら譲ってくださった。
周りの皆さん全員が納得する形で終われるときばかりじゃないので、その一体感が嬉しかった。
“このお母さん”は、最初からパフォーマンスにお付き合いくださってて、生後半年のお子さんの身体をさすりながら、最後まで残っててくれたのです。
ずっと何かあげたい、と思っていたのに、雨のパニックで忘れてた。
お客様のおかげでちゃんと思い出せたので、プラスアルファ、バルーンを手にしていないお子さんには全員に行き渡るようにお作りしました。
知らん間に見守ってくださっていたお店のおばちゃん達からも、お疲れ様って差し入れもらって。
大変だったけど、大変だったから、思い出深い1日となりました。
今日観てくださったお客様に、いつか、ハプニングのないパフォーマンスを観てもらえたらいいなぁ。
その時に、もっともっと成長出来てるように、いっぱい練習しよう。