同じひねり目にたくさんのピンチツイストを作ることを“連ピン”(連続ピンチツイスト)というそうですが、顔の部分に3個の連ピンがあるおサルさんです。
しっかり空気量を減らしておかないとすぐに割れちゃうので、ぎゅっと握るのを忘れないでくださいね。
おサルさん(Monkey)
準備するもの
- 260サイズの風船 1本
作り方①風船に空気を入れ顔を作る
260サイズの風船に10cm程度残して空気を入れます。
結び目側から5cm幅くらいの輪の形を作ります。
先にループツイストの形にすることで中の空気量を減らし、割れにくくすることができます。
風船の口と隣り合う部分にひねり目を作ります。そのひねり目と、風船の口の結び目を合わせてください。
口を引っ張って合わせようとすると隙間ができてしまうので、必ず、ひねり目と風船の口の結び目を一つにまとめるようにしてください。
1周回したら、風船の口をループの間を通して反対側へ引き出し、ひねり目に留めておきます。こうすることで手を離してもほどけなくなります。
ここから3個のピンチツイストを作っていきます。サイズは変わりますが、やり方はすべて同じです。
まず、風船を握りつぶして中の空気を後ろへ送ってから、5cm程度の楕円形を作ります。(中の空気を後ろへ送るのは、あとからピンチツイストにするときに割れるリスクを減らすためです)
5cmの楕円形以外を片手で持ち、反対の手の中指の横・親指で5cmの楕円形を挟みます。人差し指は真ん中に差し込みます。
親指と中指は寄せ合いながら、人差し指は外側へ引きながら回すとピンチツイストが作れます。
続けてピンチツイストを作るので、またギュッと握って中の空気を後ろへ送ります。先に作ったピンチツイストのために空気を充分に送れていた方は、あまり強く握らなくても大丈夫です。
3〜4cm程度、少し小さめの丸を作ります。
丸以外を片手で持ち、反対の手の中指の横・親指で丸を挟みます。人差し指は真ん中に差し込みます。親指と中指は寄せ合いながら、人差し指は外側へ引きながら回してピンチツイストにします。
もう1個3〜4cm程度の空気量の少ない丸を作り、ピンチツイストにします。
3個めになると丸以外を片手で持つのが大変になりますが、やり方は同じです。
ピンチツイストの詳しいやり方については、下記リンク先の記事を参考にしてください。
作り方②顔の形を整える
ここまでに作った4パーツで顔を作っていきます。
大きめのピンチツイストを最初に作ったループツイストの真ん中に配置します。
小さめの2個のピンチツイストは大きめのピンチツイストを挟む位置にします。耳になりますので、シワが前から見える向きにしてください。
作り方③前足と後ろ足を作る
4〜5cmの楕円形を1個、6cm程度の楕円形を2個作ります。(首・前足・前足)
1個めと3個めのひねり目同士を寄せて片手で持ち、反対の手で6cmの2個の楕円形を持ちます。
ぞうきん絞りの要領で左右の手を回してひねり合わせます。(2個めと3個めの楕円形が組み合わさります)
前足ができあがりました。
この作り方はロックツイストと言います。ロックツイストの詳しいやり方については別の記事をご覧ください。
6cm程度の楕円形を1個、8cm程度の楕円形を2個作ります。(胴体・後ろ足・後ろ足)
先ほどとやり方は全く同じです。1個めと3個めのひねり目をひねり合わせ、ロックツイストにします。
後ろ足ができあがりました。
残りの部分がしっぽになります。
作り方④形を整える
顔を正面から見て、前足の溝が見える向きに揃えてください。前足の向きを整えると胴体がその後ろにきます。
体を横から見て、前足と後ろ足の向きを揃えます。
胴体を起点にして、後ろ足が頭側になっていたら、反対側(前足と同じ側)に回します。
しっぽの先端に空気の入ってない部分が残っている場合は、しっぽを握って中の空気を後ろへ送ります。また、先端を中心にしてうず巻きのように巻いていくと、カーブをつけることができます。
作り方⑤目と鼻・口を描く
2個めに作った大きめのピンチツイストに目を描きます。
鼻と口は最初に作ったループツイストに描いてください。
これでおサルさんは完成です。
私がこのおサルさんを人前で作ったのは、たったの一度だけ。しかも、未完成で終わってしまいました…
真夏の屋外でバルーンアートを配る仕事をしていたときにリクエストされたんですが、最初のピンチツイストの塊が割れて割れて…3〜4本はトライしたはずですが、完成させることができませんでした。
最終的にもう一本取り出そうとした私を見るに見かね、お客さまが作品を変えてくださったんですが、とっても苦い思い出です。
真夏の屋外、という悪条件下なので、今でもちゃんと作れる自信なかったりします😅
最後の写真は撮影用に小さめの木に登らせましたが、こうやって組み合わせていくと、1本のバルーンアートでも大きめの作品を作ることができます。
いずれ公開予定のお花やリースとも組み合わせて、作品の幅を広げてみてくださいね♪