にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

限りなく黒に近いグレー

「私、HSPかもしれない…」と思ったら読む本

表紙にそう書かれてますが、私自身は十中八九、HSPだと思ってます。

何しろ、専門家に診断されてないのでグレーなだけで、こういう本に書いてあることはだいたい当てはまるんです。

過去に自分が取ったおかしな行動も、すべてHSPだから、というと納得できる。

人より敏感で、常に作動し続けるセンサーを持ってる、と表現されてましたが、まさに!と思いました。

年々、刺激を避けて、なるべく色んなものを遠ざけるようにしています。
なんで周りの人はこれが平気で、私だけ耐えられないんだろう…って思うことの全部、このセンサーのせいなのよね。

いずれ山奥にでも篭った方がいいのかも…無理だけど(←ムシが嫌い)。

学生の頃はよく小説を読んでましたが、近年は登場人物の気分に左右されるのが辛くなって読まなくなりました。
それも、ちゃんと書いてありました。

映画や小説の悲しい運命の主人公に感情移入することが多く、自分のことのように引きずってしまう。他人の涙に同調しやすく、もらい泣きしてしまう。また、ドキュメンタリー番組などで悲惨な映像を見ると気分が悪くなったりします。

誰でも多かれ少なかれこういうことはありますが、それがHSPは何倍も強いのです。〜64ページより

例えばファミレスで近くの席になった人が喧嘩とかしてるとか、別れ話の真っ最中なんてときはもう、動揺しちゃってそこにいるのが辛くなる。

一緒にいる人に

『ちゃんと話聞いてる?』

とムッとされても、激しい感情を剥き出してる他人の空気みたいなものがこっちに流れてくるのを吸わずにはいられない。

周りの影響を受けることは『うつり』と表現されてました。

この「うつり」は、ひいては人類が共存して生き延びるために大切な要素ですが、他人の影響を受けやすいHSPは、周りからの影響を取捨選択しながら生きることが苦手で、他人の影響を受けすぎてしまう。ゆえに、周囲の環境に左右、振り回されるのが特徴です。〜62ページより

会社で、隣の席の人が不機嫌そうだと、それだけで血の気引くもんなぁ。

本の中では発達障害やうつとの違いにも言及されてて、自分がどっちか迷うこともなくなりました。

ちょっとでも落ち込んだりすると

『私、うつになったかもしれない……』

とか言っちゃう人が知り合いにいましたが、明確に“こんな症状があったら”というのがあるんですね。

うつの場合は発症前後の状態に差がある、HSPの場合はほとんど変化がない。

気分障害の場合は外からの刺激に関係なく気分が一定しない、HSPは刺激に弱く、それに対して反応する。

など

あー、やっぱり私はHSPだぁ…と改めて実感。

対処法についても色々と紹介されてますが、例えば刺激を受けないように遠ざけるとか、文字に起こして見える化するなど、今すぐ実践できそうなものばかり。

すでに実行してることもあったので、自分は間違ってなかったんだとホッとしました。

少しずつ“生きづらい”が解消できたらいいな。