にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

1秒でもいいですか

※会社の人、といちいち書くのもなんなので、Kyoさん(仮名)とすることにしました。

過日、毎日のようにリアルな夢を見る、となにやらストレスフルなご様子のKyoさん(仮名)。
起きたらまず、本当に遅刻してないか、本当にやり忘れてないか、など、夢と現実の区別から始まるとのこと。

きっと気になる事がありすぎて、それを忘れまいと強く思いすぎてるせいですね。

私の手帳を指差しながら、

「この人(手帳)に預けたらいいんですよ。忘れるためにノートに書く!」

とすすめてみました。けど。

『ノートに書いたことすら忘れそう💦』

そんなKyoさん(仮名)によさそう!と思って借りたのがこちら。

実際の内容は、大きな目標を立てて行動する、と言ったようなもので、今の彼女に直結するものとはちょっとズレておりました。

それでも、この本で紹介されていた10秒アクションについてはメモってたので、役には立ったようです。

■『ぶっとんだ目標』は絶対に必要

今の私はやりたいことが見つけられてないので、最初の『ぶっとんだ目標』を立てましょう、という部分でつまづいてしまいました…。

目標の立て方は書いてあるんです。
目移りしすぎて1つに絞り込めないか、何らか心のブレーキが邪魔してるんだろうとわかってても、解決できない。

なので、いったん『ぶっとんだ目標』づくりは諦めて読み進めました。

ただ、過去の自分を振り返ると納得できるんです。

“世界一愛される大道芸人になる”という目標を掲げてた頃は、それまでの自分では信じられないようなアクションを起こせてました。

心配性で怖がりで、何をするにも言い訳ばっかり。
自分のことは、石橋を叩き壊して渡らない性格、と表現してました。(今も変わってないかも💦)

そんな私の一番思い切った行動が、海外留学。

名前や出身地程度のことしか喋れなかったのに、たった2ヶ月半とはいえ、よく行けたなと。

向こうで知り合った外国人に

『日本人は仕事辞めてくるからcrazyだ』

と言われましたが、そんな長期の休み、日本の会社が認めるわけない。

日本に帰っても仕事がないこと。次の当てもないこと。そんな状況でも旅立てたのは、やっぱり、ぶっ飛んだ目標のおかげだった。

あの時にこのノート術と出会えてたら、もう少し前に進めていたのかもしれないなぁ。

“今”の私は、もう一度留学する、と考えるだけで、怖い想像ばかりして身動きが取れません…。

今の延長線上にあって実現するのは「予定」だけ。あなたが特に努力しなくても実現することは、「目標」ではなく「予定」です。〜第1章 42ページ〜

■キーワードは“ちょい難”

この本では行動イノベーションノート、というのを推奨しています。

具体的な作り方はお読みいただくとして、“10秒アクション”が秀逸だなと思いました。

TO DOリストを作ったものの、毎日スライドさせていくだけで実行できない、ってこと、ないですか?

私は、手帳のデイリーでダメ、マンスリーに書いてもやらない。付箋は毎日移動するだけ。だんだん見るのが嫌になる→書くのをやめる、のサイクルに陥ってました。

が、この10秒アクションは、今すぐできるけどちょっとだけハードルの高いもの、としてるんです。

そんな些細なことで目標に近づけるのか?と思うようなことでも、毎日少しずつレベルアップしていけばいい。

例として挙げられていたフルマラソンへの挑戦も、最初は『ランニングシューズを履く』『外に出る』から始まります。

下手したら1秒アクション。

でも、はじめの一歩としては

「できた‼️」

という達成感が簡単に得られる、大きなアクションです。

また明日もやろう、という気になるには充分。

コレが、Kyoさん(仮名)がメモってくれた内容です。

ノートを見ること自体を忘れそう、という部分も、いつも目につくところに置くという提案でカバーしてありました。

そういえば、私が手帳を書くようになったのは、毎日会社のデスクに出すようになってからだったわ。

この本の通りのノート術は実行できる自信はありませんが、1日1アクションなら考えられそうな気がする。

何事も、小さな一歩から。

明日こそやろう、を『今からやろう!』に変えられそうな一冊です。