にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

バルーンアートの作り方〜扇風機編Part.2

バルーンアートの扇風機

作り方⑥カバーの後ろ側を作る

羽の形を整えます。

羽の真ん中の350のピンチツイストを上から見て、羽の三角の間が見える向きにします。

合わせて、1本だけ長く作ったものがすべて同じ側になるようにしていきます。

向きを変えづらいものがあったら、それを基準にしてください。

バルーンアートの扇風機

羽の向きが整ったら真ん中の350のピンチツイストが下になるように、カバーの上に置きます。

カバー用の風船の後ろ側の長さを決めて、ひねり目を作っていきます。

カバーの外側のピンチツイストが浮かないように、逆にカーブを描くくらいゆるくならない長さにします。

背中の350のピンチツイストの下側を目安にしてください。上側に合わせると長すぎてしまいます。

バルーンアートの扇風機

ひねり目を350のピンチツイストの根元に1周巻きつけて留めます。

続けて隣の160に作っていくと中心がずれやすくなるので、対角線上にあるもので次を作っていきます。

カバーの後ろ側を2本で作ったら、どちらでもいいので先に1本空気を抜き、中心を固定していきます。

バルーンアートの扇風機

空気の入っている終わりのところをしっかりと握り、膨らんでいないところに切り目を入れます。
この端は長いまま使いたいので、短く切り落とさないようにしてください。(長く残すのはこの1本だけです)

根元までゆっくり空気を抜きます。手を離して勢いよく空気を抜いてしまうと割れたり、ほどけることがあるので気をつけましょう。

端をピンチツイストの根元に1〜2周巻きつけて留め、短めに切っておきます。

バルーンアートの扇風機

作り方⑦カバーを仕上げる

切り離した160の端を使って、中心を固定していきます。

『端の端を…』という感じに説明がややこしくなりそうなので😅、切り離した部分は“ゴム紐”と表記しておきます。

“ゴム紐”の端を羽がついている350のピンチツイストに2〜3周巻きつけて留めます。(結んでいただいてもOKです)

バルーンアートの扇風機

“ゴム紐”の反対の端をカバーの三角の隙間から外側へ引き出し、中心のピンチツイストに1〜2周巻きつけて留めます。

また三角の隙間から裏側へ押し込み、外にはみ出さないようにしておきます。
これで中心がズレづらくなりました。

カバーの中心のピンチツイストの根元に風船の口が6個分ついていると思いますが、外から見えているものがあったら、内側に隠れるように引っ張っておいてください。

ここで羽の向きがバラバラになってしまったら、整え直してから続きを作ります。

バルーンアートの扇風機

残り4本の160でもカバーの後ろ側を作っていきます。

先ほどと同じように、1本を背中側のピンチツイストに絡めたら、対角線上にある1本で作っていく、という順で進めてください。

6本ともすべて作り終えたら、全部空気を抜いていきます。

端はピンチツイストの根元に巻き付けるだけじゃなく、160の下・上をジグザグに絡めていくと、さらにしっかりと取り付けることができます。

バルーンアートの扇風機

端が長く残っていると外にはみ出してしまうので、短めに切って内側に隠しておきます。

350の柱に対して、カバーの後ろ側の160が外側になっていると、扇風機が下向きになります。

逆に160が内側にあると、扇風機は上を向いてしまいます。

バルーンアートの扇風機

350と160の高さを合わせるようにすると正面を向きます。
お好みの向きにしておいてください。

カバーを整えていきます。

外側のピンチツイストは正面から見たときにシワが見えないように、縦向きに揃えておきます。

カバーの中心のすべての楕円形は、フラットな位置関係になるよう整えてください。

バルーンアートの扇風機

写真左上のように落ちているものがあったら、裏側から押して同じ高さになるようにしておきます。

外側の6本はこのままだと真っ直ぐな六角形のままなので、曲げグセをつけて丸みを帯びさせます。

これでカバーが完成しました。

作り方⑧足を作る

もう1本の350で足を作っていきます。

バルーンアートの扇風機

結び目側から18〜20cm幅くらいの輪の形を作ります。
大きさは柱と見比べて決めてください。

先にループツイストの形にすることで中の空気量を減らし、割れにくくすることができます。

風船の口と隣り合う部分にひねり目を作ります。そのひねり目と、風船の口の結び目を合わせてください。

口を引っ張って合わせようとすると隙間ができてしまうので、必ず、ひねり目と風船の口の結び目を一つにまとめるようにしてください。

バルーンアートの扇風機

風船の口を引っ張って1周巻き付け、輪の間を通して反対側へ引き出しひねり目に留めておきます。こうすることで手を離してもほどけなくなります。

次の部分はピンチツイストにするので、ギュッと握って中の空気を後ろへ送ってから、空気量の少ない6cm程度の丸を1個作ります。

バルーンアートの扇風機

この丸以外を片手で持ちます。

反対の手の中指の横・親指で丸を挟み、人差し指を真ん中に置きます。

中指と親指は寄せ合いながら、人差し指は外側へ引きながら丸を回すと、ピンチツイストになります。

写真では矢印を両方向につけていますが、回しやすい1方向へ回してください。

ピンチツイストの詳しいやり方については、下記リンク先の記事を参考にしてください。

作り方⑨本体を仕上げる

扇風機の高さを決めていきます。

今回ご紹介しているのはそもそも足の下に風船がはみ出る作り方なので、自立しづらいです…😅
そして頭側が重くなる作りになっているので、背を高くするとさらに自立しづらくなる一方です。

バルーンアートの扇風機

なので、30cm以内がオススメです。

柱の部分を長さを決めてひねり目を作ります。

このひねり目のところまで空気を抜きます。

ひねり目からは手を離してもOKです。アトが残ると思うので、目安にしてください。

バルーンアートの扇風機

空気の入っている終わりのところをしっかり握って、膨らんでいないところに切り目を入れます。

ひねり目まで空気を抜いて、結んでおきます。

足の方に6〜7cmの丸を1個作ります。

こちらもひねったところまで空気を抜いてください。

バルーンアートの扇風機

持っていられる方はそのまま、柱の結んだところと結び合わせます。

空気が抜けないよう持ち続けるのを難しく感じる方は、端を結んでから結び合わせてください。

端は2本とも外にはみ出さないよう、短めに切っておきます。

この結び合わせたところが隠れるくらいまで、輪の中に6〜7cmの丸を突っ込んでいきます。

バルーンアートの扇風機

この作り方をすると柱が足の真ん中に近いところに来ると思います。

足のピンチツイストに繋げてしまうと、柱が後ろに行きすぎると思うので、この作り方にしています。

先ほども書きましたが、そのせいで足の下側に風船がはみ出してしまい、自立しづらい形です。

バルーンアートの扇風機

立たせたい時は壁に寄り掛からせるか、足のピンチツイストに水を入れた風船などをおもりとして取り付け、バランスが取れるところを見つけて立たせるようにします。

足のピンチツイストが後ろ側に来るように、足の輪と柱を持って、柱を回して向きを変えます。

これで完成です。

今回はあえてこのまま仕上げましたが、ボタンが欲しい方は足の輪の部分にペンで描き入れてください。

花や動物といった作品を作るのも楽しいですが、こういった作品も面白いんじゃないかなと思います😁

260、350、160とサイズの違う風船を使う作品でもあるので、ぜひチャレンジしてみてください♪