にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

バルーンアートの作り方〜クリスマスリース編

私が担当するバルーンアート体験教室でお教えする、クリスマスリースの作り方です。

11月・12月でご依頼いただいた場合は、だいたいコレを作ってもらってます。

クリスマスリース(Christmas Wreath)

準備するもの

  • 260サイズの風船 赤 1本
  • 260サイズの風船 緑 1本
  • 160サイズの風船 (黄) 1本

バルーンアートのクリスマスリース

作り方①風船に空気を入れ長さを揃える

260サイズの風船、160サイズの風船ともに1cm程度残して空気を入れます。

260サイズの風船2本の口側の端を揃えて持ち、先端の長さが揃っているか確かめてください。

大きな差があるようでしたら長さを揃えます。

短い方の風船を握り、そのまま先端に向かって少し引っ張りながらなぞっていくと長くすることができます。(ただし、メーカーによって長さが変化しない風船もあります)

長さを揃えないと先端側に作る丸のサイズが合わなくなりますが、空気を抜いて調整することができる(やり方は最後に記載します)ので、あまり神経質にならなくて大丈夫です。

バルーンアートのクリスマスリース

作り方②リースを作る

260サイズの風船2本に2〜3cm程度の丸を1個ずつ作ります。

2本のひねり目を片手で一緒に持ち、反対の手で2個の丸を回すと、2本をひねり合わせることができます。(写真に両方向の矢印を描いていますが、どちらに回してもいい、という意味です)

2本をより合わせて絡めていきます。

バルーンアートのクリスマスリース

ひねり目より外側(丸)を押さえると、ひねり目がキツくなっていく、もしくはほどけるだけになってしまうので、内側を2本一緒に押さえるようにしてください。

1人で作る場合は足で挟むのが一番やりやすいと思います。立ちの場合は太もも、座っている場合は足の裏同士が挟みやすいです。

また、立ち姿勢の場合は、先端に手が届きにくくなっても太ももより下側に風船を押し出すことで長さを調整できるのでおすすめです。

バルーンアートのクリスマスリース

2本は均等に絡めるようにしてください。どちらか一方に力を入れ過ぎてしまうと、一方に巻きついていく形になってしまいます。

しっかりより合わさるのが理想ではありますが、力を入れ過ぎてひねり目を作ってしまわないようにも注意してください。

先端に近いところまでツイストできたら、2本一緒にひねり合わせます。

バルーンアートのクリスマスリース

位置がズレるのが心配な方は、1本ずつひねり目を作ってからひねり目同士を合わせる(最初の丸と同じ)やり方がおすすめです。

最初のひねり目と合わせ、輪の形にしていきます。

両端のひねり目を片手で持ち、反対の手で輪になった方(4本)を持ちます。

バルーンアートのクリスマスリース

両手をぞうきん絞りの要領で反対方向へ回すとひねり合わせることができます。ツイストしたバルーンが輪の形になりました。

このままだとリースの形が楕円形になっています。

丸に近づけるために長い方を中心に向かって寄せる、もしくは短い方を外に広げて形を整えます。

これでリースの形はできあがりです。

バルーンアートのクリスマスリース

作り方③リボンを作る

160サイズの風船でリボンを作ります。

両端を揃え、真ん中を探します。このとき、空気の入っていない部分が残っている方を1〜2cm長くして揃えてください。後から中心に作るピンチツイストのための差になります。

バルーンアートのクリスマスリース

両端から揃えていって見つけた真ん中にひねり目を作ります。

風船の口がある方を折り曲げて、さらに半分のところを見つけるために、端を真ん中のひねり目と揃えます。

ここを両手で挟むように持ち、ぞうきん絞りの要領で両手を反対方向へ回します。

2本がひねり合わさり、お魚のような形になります。

バルーンアートのクリスマスリース

このひねり目のところにピンチツイストを作っていきます。

先端に空気の入っていない部分が残っている方をギュッと握って中の空気を後ろへ送り、空気量を少なくした3cm程度の丸を作ります。

この丸以外を片手で持ち、反対の手の親指・中指の横で丸を挟みます。真ん中に人差し指を差し込みます。

バルーンアートのクリスマスリース

親指と中指は寄せ合いながら、人差し指は外側へ引きながら回すとピンチツイストになります。

最初に作った真ん中のひねり目をピンチツイストに近づけます。すると2個の輪ができるので、これを片手で1個ずつ持ちます。

バルーンアートのクリスマスリース

両手を反対方向へ回すとそれぞれがループツイストになります。

これでリボンのひねる工程は終わりです。

作り方④リースにリボンを取り付ける

リボンを取り付けるため、リースの先端の4つの丸の中で、1番小さいものを選びます。

バルーンアートのクリスマスリース

大きい丸に取り付けると、前に飛び出してしまうので、あまりオススメできません。

取り付ける丸の先端のゴム部分を引っ張り、160で作ったリボンの真ん中に1〜2周巻きつけてとめます。

4個の丸の位置を調整して、リボンを取り付けた丸がリースの前側に来るようにしておいてください。

リボンの形を整えていきます。

正面にピンチツイストを持ってきて、左右にループツイストを並べます。溝が見える向きを正面にしてください。
リースの上、もしくは下のどちらにリボンが付いているかによって向きは変わりますが、ループツイストの下側にリボンの紐状の部分を並べます。(今回はリースの上側に付いている形で仕上げていきます)
ピンチツイストをうまく押さえに使って整えてください。

バルーンアートのクリスマスリース

紐状の部分が風になびいてる感じにしたい方は、アルファベットのNの形に折り曲げ、角になった部分を握ると曲げグセをつけることができます。

クセが強くつきすぎたときは、反対側へ折り曲げるとゆるくできますので、調整してください。

これでリースの完成です。

バルーンアートのクリスマスリース

リボンのサイズについて

説明を簡単にするために半分のところをひねる、と解説しましたが、ループ部分のサイズを好きな大きさで作る方法をご紹介しておきます。

2つ折りにして真ん中をひねるところまでは同じです。

この後2本をひねり合わせる場所を、

  • 真ん中のひねり目に近づけるとループが小さく
  • 先端に近づけるとループが大きく

なります。同時に、紐状の部分の長さも

  • ループが小さくなると長く
  • ループが大きくなると短く

変わります。

バルーンアートのクリスマスリース

丸のサイズの調整

最初に260の長さを揃えられなかった場合、リースの真ん中の丸が不揃いになることがあります。

大きさを変えたい丸の先端、空気の入っていない部分に小さく切り目を入れます。大きく切ってしまうと勢いよく空気が出て割れたり、ひねり目が解けたりすることがあるので、小さめがおすすめです。

バルーンアートのクリスマスリース

しっかりつまんだままゆっくり空気を抜き、他の丸と同じ大きさになったら結びます。

やり方はこれだけ、です。

先端まで空気が入っていて切り目を入れられない場合は、先端側を握って空気を押し戻してみてください。

それでもゴム状の部分を作れない場合は、無理してサイズを揃えずそのままで完成にしましょう。

たくさん作ってバルーンの扱いに慣れていくと、空気がパンパンに入っていても切り目を入れるコツが分かるようになります。できるようになりたい方は、練習あるのみ!ですよ☺️

バルーンアートのクリスマスリース

アレンジは、リボンの大きさだけでなく、リース部分を緑1色で作ってリボンを赤にする、など、色でも工夫ができます。

ハロウィンの季節には黒・オレンジ・紫を使ったり、お正月用には白+赤で作ったりと、利用できる場面の多い作品です。

それほど難易度も高くないので、まだ簡単なものしか作れない!というときでも、組み合わせることで大きめの作品に仕上げることができます。

ぜひ、活用してみてください♪