にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

大切にしたい戴きもの

先日の戸田川緑地公園さんは、たとえ雨でパフォーマンスが出来ない状況でも、絶対行こうと思ってました。
3月15日に訪れた際、施設内で働いているお姉さんから、お着物を譲ってもらう約束をしてたからなんです。

着物

 

『処分しようと思ってた』

 

という、ウールのお着物。
受け取ったら3枚も入っててビックリしたんですが、それよりなによりの驚きは

 

『私が作ったやつなんだけどね』

 

ぇ―――――――――Σ(ノ;O口O)ノ!

なんと、現役時代はプロの和裁士さんだったとのこと。
そんな大切なものいただいていいんですかー?!と騒ぐ私に、

 

『だって、捨てようと思ってたものだし』

 

とあっさり笑って渡してくれた。

でも、やっぱりなんだか手作りのものって尊くて

 

「大切にします!」

 

って言ったんですが、パフォーマンス衣装として使うためやや乱暴に扱ってしまうので

 

「…大切にって言えるどうか分からないけど」

 

と補足しました。
でも、お姉さんにとっては捨てる運命だった着物たちにまだ活躍の場があることが嬉しかったようで

 

『好きなように使って~』

 

って言ってくださいました!

以前友人から大量にお着物をいただいたときも同じこと言われましたが、着物ってなかなか着るチャンスがないものなんですよね。
かくいう私も、着物生活にあこがれたときもありましたが、やっぱり難しかった…。

だから、手元に大切に取っておいても宝の持ち腐れ。

切り刻んで最後の1度きりしか出番がなかったとしても、活躍の場が与えられるのは嬉しいことなのかも。

いつもバルーンアート教室の時はメイクもせずに普段着で行くんですが、このお着物たちはそっちに使おうかな、なんて考え中。

これからブルーボネットさんで新しいバルーンアート教室も始まりますしね。
単のお着物って着やすいし(笑)

いただいた善意を、最大限に生かせたらいいなぁと思います。