にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

ばあちゃん家に帰ったみたいに

恵那峡ワンダーランドさんはデビュー当時からお世話になってるので、かれこれ10年のお付き合い。
でも、名古屋に住んでる時はもちろんのこと、大阪へ引っ越してからも常に日帰りでした。

初となった恵那市宿泊はGO TOトラベルのお陰でちょっとお安く、素敵な温泉宿‼️

岐阜県恵那ラヂウム温泉館

日帰り入浴もできるところなので、仲良しのお店のおばちゃんがよく行ってるんだとか。
すごく良いところよ、と教えてもらいました。

これがもう想像以上!

一部屋ずつ離れで独立してるので、隣の気配はなし。
古いので行き届かないところもありますが、と書かれていた通り音はかなり漏れてたし、手洗いは冷たい水しか出ない。

岐阜県恵那ラヂウム温泉館

けど、昭和感あふれるお部屋のホッと落ち着く雰囲気が最高。
ばあちゃん家が懐かしく思い出されます。

実家にもこたつはありましたが、かなり前から使わなくなっていました。
だから、最後にこたつ布団に足を入れたのなんて10年前じゃ済まないかも。

廊下は寒いし、足元冷たいし、Wi-Fiもない。

けど、縁側があって部屋の中から庭が見れて雨の音がダイレクトに聞こえる部屋は、本当に居心地良かった。

岐阜県恵那ラヂウム温泉館

この、閉まるとガチャンって音がする扉とかもめっちゃ懐かしすぎた!

昔のお家でしか聞けない、あの、独特な金属の擦れ合う音。 …伝わるかしら。

この音、ばあちゃん家の台所と廊下の間にあった扉とまったく同じ音だったんです。
大掃除の手伝いに行ったとき、何往復もしてつるっつるに磨いた廊下。

滅多に褒めないじいちゃんが、

『あいつはよぉ働くんだなぁ』

と母に言ったんだと、後々聞かされたんだっけ。
昔の人だからね。 きっと、直接伝えるのは照れ臭かったんでしょう。

その翌年も翌々年も、お寺の小坊主さんみたいに何度も何度も廊下の雑巾掛けをしたことは言うまでもありません。

祖父母共に亡くなった後は家ごと土地を売ったので、もう2度とばあちゃん家には入れないんです。

全く同じじゃないけど、そこには同じ空気を感じられる空間があった。

三連休中の大道芸は思ったように出来なくて落ち込んだりもしましたが、もう、このお宿に泊まれたことでハッピーです(笑)。

この先も恵那峡ワンダーランドでパフォーマンスさせてもらえる機会があるなら、たまには泊まりたいなぁと思いました。
ていうか、10年も素通りしててもったいなかったなー。

余裕のある時は日帰り入浴だけでも寄って帰りたい。

岐阜県恵那ラヂウム温泉館

岐阜県恵那ラヂウム温泉館
〒509-7201 岐阜県恵那市大井町1685番地 TEL:0573-25-2022