にじいろふうせん

バルーンアート活動のいろいろを書いています。

楽しさは自分が決めるもの

この本は一応、若い人向けに書かれてるようです。

でも、何十年とキャリア積んだ人でも振り返りだけじゃなく、新たな気づき、学びはあると思う。

ただの平社員と派遣社員しかしてない私はなおさら。
取締役社長さんの書いた本ですからね。視点の違いはまず、大きい。

仕事なんて所詮お金のため。楽しいかどうかなんて関係ない、と思うんじゃなく、どんなことにも楽しみはある。
つまりは自分の受け止め方次第。

私、コレは自信あります!

高校生の時、年末年始の郵便局仕分けバイトしてたんですが、コレがめっちゃ楽しくて‼️

すごい単調な作業だし、誰とも喋らずひたすらハガキを箱に並べていくだけ。
でも、少しでも早くとゲーム感覚にしたり、この人のとこはたくさん来るな、この絵柄すてきだなとか、自分なりの飽きない工夫をしてました。

…て書いといて、派遣社員になってからは何度かハズレがあり、こんなの私の仕事じゃない、と泣いた夜もあったっけ😓

Adobe系のソフト使えます、って入社しといて、実際はエクセルとワードばかりを使わされた職場。
オフィス系ソフトを全く使いこなせなかった頃だったので、やってくださいと指示されることができないことだらけ。

採用は上の人がやるので、現場の人は私がそんなに無能だとは思ってもみないと思うんです。
それでも辛抱強く指導してくれたおかげで、エクセルもワードも、ちょっとは理解したつもり、です。

結局、自分のためにも職場のためにもならないと思ったので、最初の2ヶ月契約で辞めちゃったんですけどね。
こんなの私の仕事じゃ無い!という気持ちのまま仕事を投げ出してたら、いまだにオフィス系ソフト使いはお粗末なままだったはず。(今も大して使いこなせてませんが💦)

次の職場でエクセルの知識を必要としたので、あそこで踏ん張って良かった!と思ったものです。

■“本当に?”を疑え!

好きを仕事にとか、キャリアプランを立てろ、ロールモデルを持てなどなど、やりたいことに迷ってる、なんて自己啓発の本を読み始めると絶対出てきます。

でも、それらの言葉の数々を全否定してくれた気持ちのいい本でした‼️

それって“本当に”好きなこと?
それって“本当に”やりたいこと?
それって“本当に”目指してるもの?

“本当に?”という言葉が出てきたら要注意、みたいです。

好きなことなんてわからなくて当たり前。
まず、目の前に与えられた仕事にミッションを持って挑め。

キャリアプランを立てるのは結構。
そこに縛られることなく、常に見直して最善の道を探す。

ロールモデルが見つからないなら、自分が誰かのロールモデルになれ。

実は並行してやりたいことの見つけ方、という本を読んでいたんですが、また今回もコレ!という答えが見つけられずにモヤモヤしてました。
だから、すごい救われた気分です。

元編集者だし、出版社の社長さんと言うこともあってか、文章はすごく読みやすいです。

本読め、って言われるけど何読んでいいかわからないとか、読むことに慣れてなくて手が出ないような人でも、最初の一冊として入りやすいかも。

語りかけるような文体のおかげで、自分ごととして受け止めやすくなるんでしょうね。

キャリアだけじゃなく、人生とかに迷っちゃった人にも良さげな一冊です。